asahi.com(朝日新聞社): 首相

野田佳彦首相は23日の参院予算委員会で、消費増税などを実現するための自民党との大連立について「国民のため政治を前進させるなかで、将来の一つの可能性としてはあるが、現実的には困難だ」と述べた. 岡田克也副総理が自民党幹部に大連立を打診したことに関し、民主党川上義博氏の質問に答えた. 首相は「現(民主党)執行部が大連立を方針としている事実はない」とも語った. 3月中の消費増税法案の提出に向けて難航する民主党内の意見集約については「政調会長を中心にまとめる方向だが、必要ならいつでも対応する」と述べ、税調などの合同総会に自ら出席する考えを示した. ただ首相は3月中の提出の根拠としている改正所得税法の付則に関し、川上氏が「国会提出が4月にずれ込めば違法か」とただすと、明確には答えなかった. 野田佳彦首相は10日、東日本大震災で被害を受けた宮城県石巻市を訪れ、仮設住宅などを視察した. 首相は記者団に、「仮設住宅の寒さには十全な対策があるが、国としてできることにこたえたい」と語った. また、内閣改造については「今日は被災地のことで頭がいっぱいだ」と言葉を濁した. 首相はこの日午前、石巻市内の仮設住宅を訪問し、入居する被災者から防寒対策などについて話を聞いたほか、津波の被害から再建した水産加工工場を視察した. 午後は岩手県大船渡市のセメント会社や仮設住宅を視察する. 今回の視察は先月下旬に予定されていたが、北朝鮮金正日総書記の死去にともない、延期されていた. ナイキ エアフォース1 宮城県警仙台南署は、21日午後4時45分ごろ、署員が仙台市太白区大野田1丁目のマンションの部屋で男性2人の遺体を発見した、と発表した. 同2時半ごろにマンションの住民から「郵便物がたまっている部屋がある」と管理会社を通じて県警に通報があったため、署員らが部屋を確認. リビングに敷かれたふとんの上で80歳前後の男性、寝室のふとんの上で50歳前後の男性の遺体を見つけた. 同署によると、2人は死後しばらくたっているとみられ、50歳前後の男性の遺体は一部ミイラ化していたという. この部屋に住んでいた父子の可能性があるとみて調べている.