安保理の停戦決議、スーダン受け入れ表明

石油利権を巡り南スーダンと武力衝突を続けるスーダンは3日、即時停戦を求めた国連安全保障理事会の決議について「全面的に受け入れる」と声明を出した. 一方で「攻撃があった場合には自衛する権利がある」としており、停戦が続くかは不透明だ. AFP通信などが伝えた. 安保理決議は、即時停戦の上、国境線の画定や石油利権の調整の交渉の開始と合意を要求し、従わない場合の経済制裁の可能性も示している. スーダン政府は交戦停止を受け入れる一方、南スーダンが係争地に軍を送っていると非難し、自衛権を行使する可能性に言及した. また、南スーダンは声明の数時間前、スーダンから空爆を受けたと主張している. 自民党石原伸晃幹事長は4日午前、消費増税関連法案の衆院採決に欠席した中川秀直元幹事長を、同日付で6カ月の党役職停止とする処分を発表した. 党役職停止は、4段階ある幹事長名の処分のうち「国会、政府の役職の辞任勧告」に次ぐ2番目の重さ. 中川氏は3日、処分に先駆けて党総務や党科学技術創造立国調査会長などを辞任した. 自民党で同法案に造反した議員は中川氏だけ.

反体制派弾圧が続くシリアをめぐる国連安全保障理事会の協議で、欧米理事国作成の決議案から「シリアへの武器流入を防ぐため、加盟国は必要な措置を講じる」との部分を削除することで合意があったことがわかった. この文言がシリアへの武力介入につながると懸念するロシアや中国に対し、欧米側が譲歩した. 複数の安保理外交筋によると、1日午後の非公開の協議で決まった. 決議案採択がシリアへの内政干渉につながることを恐れるロシアと中国は、「(シリア情勢は)外国の武力介入なしに平和裏に解決する」という一文を盛り込むことも主張しているという. 最大の争点の「アラブ連盟が打ち出した(アサド大統領からの)政権移譲を全面的に支援する」との文言を盛り込むかについては、欧米と中ロは激しく対立. 2日も議論を続ける. (ニューヨーク=春日芳晃).