年寄選考委の設置も 相撲協会、6月までに

野田佳彦首相は15日夜、首相官邸イスラエルのバラク副首相兼国防相と会談し、イランの核開発問題をめぐる対応について「軍事的な対応は事態をエスカレートさせ、非常に危険だ」と語り、自制を求めた. 日本側の説明によると、バラク氏は「国際社会が協力して厳しい措置を講じていくことが重要だ」と指摘し、イランへの制裁措置を強めるべきだと主張した. これに対し、野田首相は「対話と圧力のアプローチで国際社会と協調していく」と強調. そのうえでイランからの原油輸入量が過去5年間で約40%減少したと説明し、今後も減少するとの見通しを伝えた. また、野田首相イスラエル人外交官らを狙ったとみられる爆破事件について「許されるものでなく大変残念だ」と語った. バラク氏は16日、田中直紀防衛相や玄葉光一郎外相と会談する. 日本相撲協会は26日の理事会で、新制度下での公益法人化を目指すための協会改革として、年寄名跡(親方株)を協会で管理し、現年寄に功労金を支給するなどの基本方針を決めた. 金銭の授受を禁じ、年寄による後継者の推薦や理事会の下に年寄選考委員会を設けるといった名跡取得プロセスの改善を進める. 功労金の算定方法などを含め、具体的な制度案を6月までにつくるという. この日、放駒理事長が平野博文文科相に報告. 平野文科相は「結果が出てこないことには話にならないわけだから、この方針に基づいて、よろしくお願いしたい」と述べた. 自民党谷垣禎一総裁が25日、党本部であった福島県伊達市の農産物の販売会に参加した. はっぴを着て売り子に扮した谷垣氏は、取れたてのトウモロコシや桃を手に「おいしい. 皆さんに食べてもらわないと」と、味と安全性をアピールした. 9月に総裁選を迎える谷垣氏は「自らも実りの秋になるか」と記者団に問われると、「何で結びつけるの」と苦笑. 伊達市の農家、鈴木政浩さん(52)は「(産地を)気にせず買ってもらえる日が早く来てほしい」と話していた.