民主の衆院会派、20人減 離党相次ぎ29

横須賀市に本部がある海洋研究開発機構は5日、新しく開発した無人探査機「ゆめいるか」「じんべい」「おとひめ」の3機を公開した. いずれも有線やリモコン操作が不要な自律型で、3千メートル潜ることができる. 日本近海の海底資源や環境調査の進展が期待される. 「ゆめいるか」は全長5メートルで、来春完成予定. 高性能のソナーで海底を測り、数十センチの単位で地形図を作ることができる. レアアース(希土類)などの海底資源を探査するという. 「じんべい」と「おとひめ」は今年中に運用が始まる予定. 海水中の二酸化炭素濃度や酸性度を調べ、温暖化など地球環境の研究に役立つ情報を集める. 3機同時開発を担当した吉田弘グループリーダーは「海底探査がやりやすくなる. いつか、日本の全ての海底の情報を手中に収めたい」と話した. 民主党からの離党騒動で、同党がつくる衆院会派が減り続けている. 政権交代直後から20人減り、25日現在で291人. 国民新党や、かつて連立を組んだ社民党の協力を得られたとしても、参院で否決された法案を衆院(定数480)で再可決できる3分の2の議席には遠く及ばない. 衆院では25日、新しい会派「新党大地・真民主」が発足した. 所属する3人はかつて民主党系の会派に属していた. 今年初めには、消費増税などに反発した10人が民主党系会派を離れ、そのうち9人は新党きづなの会派を立ち上げた. 民主党は2009年の衆院選で圧勝し、衆院会派が311(横路孝弘議長を除く)と解散前の3倍近くに増加したが、離党や辞職などで少しずつ減っている. 25日現在の衆院の新勢力は次の通り. 民主党・無所属クラブ291▽自民党無所属の会120▽公明党21▽共産党9▽新党きづな9▽社民党市民連合6▽みんなの党5▽国民新党新党日本5▽新党大地・真民主3▽たちあがれ日本2▽無所属8▽欠員.