寒い状態続き、春やや遅く 気象庁3カ月予

来春に全面開業する日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の展望台が19日、報道陣に公開された. ハルカスは高さ300メートル. 展望台は58階から最上階の60階(高さ288メートル)にあり、全面ガラス張り. あいにくの天気だったが、大阪の街を見下ろすと、通天閣タワーマンションさえ小さく感じる. 「空中散歩」を楽しめる観光名所として親しまれそうだ. ハルカスは近畿日本鉄道が建設. 百貨店やオフィスも入る. 横浜ランドマークタワーの296メートルを超え、日本一の高層ビルだ. 展望台は来年3月7日の全面開業時にオープンする. 入場券は、3月末までは日時指定の前売り券(18歳以上2千円など)のみ. 第1弾として3月7~19日分を近鉄の主要駅の営業所で今月26日から売り出す. 1月以降はウェブサイトでの抽選販売もある. 4月から当日券(18歳以上1500円など)も売る. 気象庁は23日、2月から4月までの3カ月予報を発表した. 平年と比べて寒気が強い状態が続き、春の訪れはやや遅くなりそうだ. 発表によると、気温は沖縄・奄美を除き全国的に平年並みか低い. 3月に入っても冬型の気圧配置が続き、日本海側は雨や雪、太平洋側は晴れの日が多くなりそうだという. 4月は気温、降水量ともにほぼ平年並みの見込みだ. 冬型の気圧配置が続くのは、西太平洋の海面水温が高く、この海域で上昇気流が生まれるからだ. この影響で、日本付近では偏西風が南寄りに蛇行し、北からの寒気が入り込みやすくなるという.