侠(おとこぎ)色々侠(おシル

大洋ホエールズ もとい横浜ベイスターズの三浦投手が残留いたしました. まるで阪神移籍が規定路線みたいな報道もありましたが、 最後まで悩みましたが 自分の原点である「三浦大輔とは? 」と考えた時に 「強いチームをやっつける! 」 そうやって昔から野球をしてきたことに気付き 残留を決めました. あと、この2週間でもう一つ気付いた事があります. 「やっぱりオレは横浜が好き」だということです. という、男気溢れる理由で残留( 公式HP のブログより). 今回のFA宣言も、移籍ありきではなく「他球団の話を聞ける最後の機会だから」とおっしゃっていましたから、残ること自体はそこまで意外ではないのですが、なんというか日本人好みというか浪花節ですな. 男気といえば、今年広島からロサンゼルスドジャースに行った 黒田投手 も昨年、 「僕が他球団のユニフォームを着て、広島市民球場カープのファン、カープの選手を相手にボールを投げるのが自分の中で想像がつかなかった」 「僕をここまでの投手に育ててくれたのはカープ. そのチームを相手に僕が目一杯ボールを投げる自信が正直なかった」 などと、ファンがおしっこチビリそうな理由で残留しましたね. ただしメジャー志向もあったことから、契約条件が「メジャーなら移籍可」というのも、わかってるぜ広島球団. FAはルールであり権利ですので、FAで移籍する/移籍した選手を非難するつもりは毛頭ありません. しかしプロスポーツを 「人気商売」という側面から見ると、やっぱり超一流ですよこの2人 . ----- ところでおとこぎ、といえば、 OTOKOGI (オトコギ) という名前の遺伝子があるようで. なんでもオスになるかどうかを決める遺伝子らしく、 つまり生物の性はメスがデフォルト、わたくしも属するオスは派生形らしいです. ううう・・・. 研究者が仁侠映画のファンなので、機能にちなんでかような名前がついたとか. ----- 学者ってのはシャレがわかるのか、それとも研究しすぎて頭がアレしちゃったのか、変な名前つけることもあるみたいですね. 他にも、 SHUGOSHIN (シュゴシン) 意味はそのまま、(減数分裂の)守護神. 卵や精子を作るのに必須. Sonic hedgehog (ソニックヘッジホッグ) セガのゲームキャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」から. 見つけた研究者(外国人)がゲーマーだったのが運の尽き. やはり日本の主要産業はゲームやアニメであるな. 受精卵が赤ちゃんになっていく発生過程で大事すぎるタンパク. Pikachurin (ピカチュリン) 「ピカチュウ」の素早さが高いことより. 動体視力に関係するとみられるタンパク. などなど. (表記の大文字小文字には色々ルールがあるらしいのですが、そんなもん知らんのでコピペしました) ----- ・・・とはいえ、 彼らはいわゆる「バイオ」の研究者であり、どこかオシャレな感じもするのですが、これが化石屋となると、 Sinemys gamera (シネミス ガメラ) 白亜紀の亀. 命名はカナダ人. 当然特撮マニア. Gojirasaurus (ゴジラサウルス)属 三畳紀の恐竜. G. quayi 一種のみ. 命名アメリカ人. 当然特撮オタク. 最後のやつなんか、海外で言う"Godzilla(ガッズィーラ)"ではなく、あくまで日本語発音の「ゴジラ」にしたところに感動と頭痛を覚えるべきだと思うんです・・・ ・・・ ・・・お前ら本当、たいがいにせえよ. アメリカンドリーム、栄枯盛衰、1990年代最低の俳優、乱暴者、同じ失敗の繰り返し、そしてヒーローとしての復活. これらの言葉が全て当てはまるシルベスタ・スタローンが第66回ヴェネチア国際映画祭で2007年に新設された、長年映画を分析・研究しながら野心的な作品を作り続けた監督を讃える「監督ばんざい! 賞」を受賞されたそうです. この賞は今年で3回目らしく、過去に受賞したのは北野武アッバス・キアロスタミ、アニエス・ヴェルダの3監督だとか. モンクレール ダウン アメリカ人監督ではシルベスタ・スタローンが初受賞となるそうですが、なぜ彼が他のアメリカ人監督を抑えて受賞したのかは全くの謎. この賞がラジニー賞みたいにならないことを心からお祈りします. さてそんなシルベスタ・スタローンですが、心配していた通りに『ランボー5』の製作を正式に決定したそうですね. しかも内容が誘拐された子供を救出するためにランボーが敵地に向かうという、当初 4作目 の脚本候補になったものだとか. 『ロッキー・ザ・ファイナル』 で見事な復活と見事な幕引きをして評価を上げただけに、『ランボー』シリーズも 4作目 で終わっとけばよかったのに、本当に彼は相変わらずですよね. 4作目の邦題を『最後の戦場』にした日本の配給会社も今頃困惑してますよ. そもそもシルベスタ・スタローンという俳優は無名だった頃に自ら執筆した脚本を映画会社に持ち込んで、自ら主演を張って映画化した『ロッキー』でアカデミー作品賞まで受賞したアメリカンドリームの体現者. 日本の世間的には肉体派のイメージが強いものの、映画ファンの間では『ロッキー』以降はB級映画ばかり出演する俳優だとか、1990年代ワースト男優に選ばれたとか、お手伝いさんに暴力を働いて訴えられたとか、最近見ないなぁ~と思っていたら突然USJのクリスマスツリーに『ロッキー』のボクシンググローブを飾りにきたりだとか、本当にネタに尽きない俳優さんなんですよね. そんな彼も 『レスラー』 のミッキー・ロークのように過去の過ちを反省して出直そうとしているところで止めておけばいいものを、本当になぜあんなに同じ過ちを繰り返そうとするのかが不思議でなりません. そしてそんな彼をこのタイミングで評価するヴェネチア国際映画祭の選考員の真意もこれまた不思議. 近年ヴィン・ディーゼルが路線変更に失敗して以降、VFXに頼りすぎて誰もが知っているような新たな肉体派スターが全く現れていない反面、かつて落ちぶれたスターの復活が続いているハリウッド. その流れの中でシルベスタ・スタローンはアーノルド・シュワルツェネッガーのように大きな体をしていなくても、鍛えた肉体と根性で大きな敵をなぎ倒す唯一無二の象徴だっただけに、せっかくの復活劇を自らの手で汚すようなことだけは避けてほしいですよ. でもせっかくの復活劇を自らの手で汚すのもシルベスタ・スタローンらしいんですけどね. ほんとこのニュースを聞いた時は、さすが1990年代ワースト俳優って思っちゃいましたよ. 深夜らじお@の映画館 が持つシルベスタ・スタローンのイメージは汗臭いです.