北朝鮮、中国前外相の訪問拒否 金主席生誕

住友電気工業は17日、世界最大容量の次世代型蓄電池を使った発電システムの実証実験を7月から横浜市で始めると発表した. きめ細かな充放電で、天候に左右されがちな太陽光や風力発電の出力を一定に保つ効果を試す. 2020年ごろには年間1千億円程度の販売を目指す. 実験で使うのは、大容量で寿命が約20年と長く、繰り返しの充放電に強い自社開発の「レドックスフロー電池」(RF電池). 横浜市栄区の同社工場の敷地に、世界最大規模の容量5メガワット時のRF電池を設置. シリコン系の約2倍の発電効率をもつ「集光型太陽光発電装置」28基(計200キロワット)と組み合わせ、出力をどの程度安定させられるかを検証する. 電力不足に備え、ピーク時に電力会社からの購入電力を減らすのに最適な運用も探る. 北朝鮮の故金日成(キム・イルソン)主席の生誕100年を祝った15日の式典に、中国が李肇星・前外相を出席させようと北朝鮮側に打診したところ、断られていたことが17日わかった. 6者協議関係筋が明らかにした. 北朝鮮が予告した「人工衛星」の打ち上げに対し、中国政府は早い段階から国連安全保障理事会の決議違反として自制を求めていたため、北朝鮮側が不快感を示した可能性がある. 中朝両国は、党同士の関係を最重視してきており、これまでも北朝鮮で大きな行事がある際は、中国共産党幹部が訪朝することがあった. 李氏は外相を退任後、全国人民代表大会(国会に相当)の外事委員会主任委員を務めている. パナソニックは23日、太陽電池で発電した電気を蓄電池にためて効率よく使える住宅用の蓄電システムを発売すると発表した. 太陽光で発電した電力の使用や売電、蓄電池への充電を設定に応じて自動で制御できる. こうした機能を備えた住宅用システムはまだほとんどないという. システムは、電気の流れを制御する「パワーステーション」(希望小売価格67万2千円)と、リチウムイオン蓄電池(同121万8千円、容量4.65キロワット時)で構成. 蓄電池は停電時に冷蔵庫やテレビ、一部照明など最低限の生活ができる電気を2日間ほどまかなうことも可能という. 運転モードは3種類あり、発電した電力の余剰分を売って料金の安い夜間電力で蓄電池を充電する「経済優先」や、余剰電力で充電して夜間にその電力を使う「環境優先」など. 3月21日から受注を始める. 主に新築住宅への組み込みを図り、2012年度に1500セットの販売を目指す. 11年度は売り上げがほぼゼロだった蓄電システム事業は、来年度の売り上げ目標を70億円とした.