ミャンマー難民、日本への移住希望減る 「

タイに住むミャンマー難民のうち、日本への移住を希望する人たちの適性を調べるための面談が15日、タイ北西部メソトで開かれた. 先に日本へ渡った人たちの一部から苦境が伝えられる中、面談を受けたのは2家族9人にとどまった. 難民受け入れは、日本政府が2010年に始め、今年は試行期間3年間の最終年. 「第三国定住制度」と呼ばれ、これまでに9家族45人が日本に移住. 最終年に当たる今年の応募は最も少ない10人だった. うち1人は会場に姿を見せず、今後、追加面接する. 全員が移住できたとしても、3年間の合計人数は当初予定だった90人の約6割にとどまる. 日本政府が移住希望者を募っているメソト郊外のメラキャンプには現在、約4万6千人の難民が暮らす. 05年に制度を始めた米国には、すでにタイ各地の難民キャンプから5万人超が移住. 後発組の日本には親族や知人がいないからと、元々人気が低かった. 難民委員会のトゥントゥン委員長は「日本へ行った第1陣の人たちの一部から『日本になじめない』という電話が残った親族にかかってきている」と話す.